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Y様
エスティマHV(AHR20)のウォーターポンプ交換
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2019/6/28 整備記録
車の異常内容
お客様より、走行中、信号待ちなどをしているときに車の前の方から甘い匂いがするとのことで、点検依頼がありました。
車の症状
エンジン始動時カラカラやコトコト、ゴトゴト音がすることがある。
よくわからないことにキーンやキューン、キュルキュルという音がすることもある。
いろいろな音が出ます。
キュルキュルはファンベルトとはまた違う音なので聞き分けれます。
今回は漏れの方ですが、トヨタ車のミニバン2AZと言うエンジンを使ってる車種は
壊れやすいです・・・
点検結果
点検したところウォーターポンプから水が漏れていることが原因でした。
修理内容
今回は漏れの修理ということで
まずラジエターのLLC(クーラント)抜きます。
抜き終わりました。
次はファンベルトを取ります。
上の写真の様にマイナスドライバーで固定しながら12mmのメガネレンチで一箇所ずつ緩めて行きます
緩めたら指で回してネジを外しプーリーを取ります。
SST工具が必要なんて話はしませんよ!!
※SST(Special Service Tool)工具:一般的なドライバーやレンチなどのような汎用性がなく、その作業だけに使う特殊工具になります。
去年初めてSST工具があることをしりました・・・
僕が教えてもらってた上司たちは一言も教えてくれませんでした!!
ボルト4本、ナット2本で止められているので狭いですが外して行きます。
外れたのですがなぜか取れないんですよね!
昔やった時すっぽり抜けたと思ってたんですけど
かなり考えて思い出して
どうしたら抜けるかと考えた時
・・・
そうなんですよね・・・
エンジンマウントを外してエンジンを傾けなくてはいけないことを思い出しました・・・
この様にボルト1本ナット2個で止まっているので
外してエンジンを傾けます。
そうすると
取れました!!
こう言う時頭の中がお花でいっぱいになるんですよね。
スッキリすると言うか
もやもやが無くなる感じです!
ウォーターポンプの漏れてる原因、異音の原因は見比べても全然わかりません。
異音の場合は回せば抵抗を感じたりキューと小さい音でないてくれたりします!
以前の液ガスケットパッキンがついているので
キレイに外していきます。
ここで適当にすると再度漏れの原因になります。
たま〜にやってしまうんですよ・・・
いざ水を入れるとポタポタとたれてきたり
と、二度手間になるので念には念を入れてこれでもかと言わんばかりに
キレイにします。
プーリーを組み、ファンベルトを付け、LLCのエア抜きをしたら完成です!!
液ガスパッキンをキレイに除去しなければならない話に戻りますが
急かされるとこういったところでの時間を削るためパッキン取り残しなどかなりでてきます!
プーリーを組んでLLCを入れてエア抜きしてる間に漏れを確認できればいいですが
こういう時こそ漏れが出ないんですよね・・・
と言うよりお客様を待たせていると思うと気持ちに焦りがでて
どうしても見落としてしまうんだと思います。
お客様は結局二度手間でお怒りになるどころかエンジンが壊れたらそりゃー怒るどころさわぎではないです!
整備士のテンションはガタ落ち。
こう言ったケースはよく聞きます。
なのでCSモーターサービスでは待ち作業の場合一時間でも代車貸し出しを行っている為、そう言ったケースはございません!
半日でも一日でも貸します。
早く直らないかな〜と思いながら待っている時間は退屈ですよね。
僕もわかります。
僕も他の整備工場で極力整備をしてもらおうと思い、見学がてらオイル交換なども見てますがやはり退屈です・・・
ウォーターポンプ交換費用
部品代:ウォーターポンプ 11,800円+税
工賃:18,000円+税
合計:29,800円+税
ウォーターポンプを外す時ファンベルトも外す為、同時にファンベルトを交換する場合の交換工賃は無料!
作業店舗:北陸ファクトリー
住所:石川県金沢市矢木3-200